
僕は何度か闇の中でもがき、腐りかけた心を温め、
這い上がってきました。
すぐにポジティブになれない、あなた。
水泳が強くなりたい君。ぜひ手にとってみて下さい。
競泳、日本代表、入江陵介選手の本。
水泳、スポーツのことだけではなく、
ビジネスや、勉強、何かに挑戦している人
への、参考になる書籍だ。
◎夢へ向かう◆大きな夢を目標に変える
習慣1:夢は「夢のまま」では実現しない、その夢を「目標」に変える
◆年単位で自分を見直す
・大きな目標を叶えるための要素を一つひとつ細分化して
いつまでに何を達成するべきなのかを書き出す。
習慣2:常にスケジュールを考え、目標達成への道をつくる
◆継続しないと夢は実現しない
・正直にいって努力が100%結果に結びつくわけではない
・「継続は力なり」とはいえ、継続するかどうかで悩んでいる
ことがあれば、その先を考えてみる
続けることが苦痛でしょうがないと、病んでしまいそうなら
やめた方がいいが、少しでも「もしかしたら成長できるかも・・・」
「この苦しみを超えると何か見つかるかも・・・」
と思えるのならば、継続してみてはどうでしょう。
習慣3:「諦める」前に「何か1つ」をやり終えてから
改めて考えるようにする。
◆モチベーションが落ちている時は、「普段の練習」を変えてみる
・モチベーションを保つには、気分をいかに変えるか、
またそのためにも何をするべきかを考えてみましょう。
習慣4:モチベーションを下げないため、ルーティンの見直しをする
◆モチベーションを保つために「オンオフ」を切り替える
・アメリカに生活を移してから、家事などやる事も多く
水泳以外にやらなければならないことが多かったおかげで
結果的にオンオフの切り替えがうまくできるようになったのです。
習慣5:仕事を充実させるために、オンオフのメリハリが利いた生活をする
◆ブレない目標を持つ
・人の意見に左右されるのは、自分の中に強い芯がないからです。
基本的に第三者は好き勝手なことを言いますから、
いちいちそれに振り回されていてはストレスを抱えるだけです。
習慣6:周りの言葉に左右されない強い芯をつくる努力をする
◆今できることだけ考える
・自分の努力で変えられないこと、できないことを
考え続けても、何も建設的なことはありません。
今、何をすべきか、何ができるかを考えることが大切なのです。
習慣7:心が疲弊しないためにも人智の及ばないことは考えない
◆調子が悪い時は「なにか一つだけ」をしっかりやる
・一つだけでも全力でやることで、練習後に、
今日はこのパートを頑張れたな、やりきった、
自分自身を追い込めたなと自分を褒めることができます。
これが遣り甲斐、モチベーションアップにつながります。
習慣8:なにか一つだけでも全力を費やすことで自分を褒める
◆今の限界は更新できる
・「もう限界だ」と思っているところよりも、本当の限界は先にあり、
それはどんどん延ばしていけるのだと確信しています。
・つまり限界は、その時の限界であって「絶対的な限界」ではなく
その限界の数値を上げることは、誰でも可能なのです。
・勉強でも仕事でも様々な限界に出会うでしょう。
しかし、もう一歩先にもう一つ前に出ようとする気持ちが
その限界を更新させてくれるのです。
習慣9:限界だと思ったら、それは次のステップの扉の前に来たと考える
◆寝る前に楽しいことが思い返せる1日を過ごす
・毎日同じような繰り返し、そこで一番怖いのは
惰性が習慣化すること。
・そこで、惰性で生きないために寝る前に1日を振り返り
今日できたこと、良かったこと、楽しかったことを思いだすようにする。
この時、悪いことはなるべく思い返さないようにする
習慣10:夢実現のために「楽しいこを思い起こせる1日」を積み重ねる
◎プレッシャーを超える◆プレッシャーは本気で勝負している証
・絶対に負けられないと思っているから、プレッシャーがかかるのです。
・プレッシャーをはねのける最後の手段は、割り切る気持ちと集中力
習慣11:プレッシャーは自分にとって良いものだと考えて
受け入れるようにする。
◆しっかりとした準備がプレッシャーを遠ざける
習慣12:普段と同じルーティンを行うことで、
特別な場所だという意識をなくす
◆大会当日の朝食が勝敗を左右する
・普段とは違う特別感を出すことで、それがプレッシャーになってしまう。
習慣13:「本番」前日は普段通りの生活を行い、
当日の朝食も普段通りの量をとる
◆大会の雰囲気を味わいながら心を整える
習慣14:雰囲気に飲まれないために、その場に順応するようにする
◆ワクワクがメンタルを潤す
習慣15:最高のパフォーマンスを生むために「ワクワク」を大事にする
◆一緒に戦ってくれているスタッフのためにも勝つ
習慣16:「自分だけ」より「協力者のために戦う」という意識を持つ
◆アメリカの選手の強さの秘密
習慣17:ポジティブな思い込みをうまく活用できるようにする
◆自信は練習の中でつくる
・良いタイムが出るまでは、練習量が自信の一歩をつくってくれます。
冬場の練習では長い距離を泳ぐ、1回の練習で7,000m。
これを朝晩泳ぐので、14㎞泳ぐのです。
試合直前になると1回で2,000mくらいに距離を落とし、
泳ぎのクオリティを上げていくのです。
大会2週間くらい前は、テーパーという調整期で調整に入ります。
習慣18:「良い感覚」と「良い結果」を一致させることで「自信」をつくっていく
◆練習の時から本番をイメージする
習慣19:常に練習のための練習ではなく「本番のための練習」をする
◎自分を磨く◆日本新記録を出した瞬間、それは世界を目指した瞬間
・何事にも上には上があります一つをクリアしたら
また次の目標が表れます。
習慣20:常に「1つ上」を目指す意識を持つ
◆短所を克服するより長所を伸ばす
習慣21:長所はマイナスにせず、短所は少しずつプラスに
◆悩んだ時は「厳しい道」を行く
・辛いからやめることはいつでもできますが、
やめてしまえば、これまで継続した先の選択肢はなくなります。
心から「やりきった」と思うまでは、「辛い」という理由だけで
やめることはもったいない。どう思います。
人生には、辛いことがたくさんあり、その度にやめるのは簡単です。
しかし、辛いと思う度に逃げていたら何も成し遂げられないでしょう。
・底から這い上がったら。これまでの自分より確実に大きく成長しています。
習慣22:「より険しい道」をあえて選択して、自分の成長の糧にする
◆応援される選手が最も強い選手
習慣23:恥ずかしがらず素直に一生懸命生きる姿を見せる
◆幸運を引き寄せるには礼節が大切
習慣24:礼節はどんな時も決して忘れないようにする
◆劣等感がハングリー精神を生み出す
習慣25:劣等感を上手くコントロールして勝負に勝つための原動力とする
◆トップ選手が身近にいるのが強み
習慣26:尊敬できる人が周りにいる環境をつくるようにする
◆心技体は等しく大切
習慣27:メンタル、テクニック、フィジカルのバランスを整えるようにする
◆心技体のバランスの保ち方
習慣28:メンタルが安らぐまでフィジカルをケアすることを意識する
◆メンタルをリセットするには「任せる力」が必要
習慣29:任せられることは協力者に任せて、
自分のやるべきことに集中する
◎苦境から這い上がる◆最大の壁はリオデジャネイロオリンピック
習慣30:厳しい現実から逃げずに立ち止まり進むようにする
◆負けたからこそ、もらえるもの
・負けてしまったん僕をこんなにまで応援してくれる人たちが
いると思うと負けた悔しさも大きな原動力になるのです。
・30歳の僕が16歳の時の泳ぎ方で勝つことはできません。
当時とは体も精神力も技術も変わっているので、今の自分に
あった泳ぎ方を見つけなければならないのです。
習慣31:失敗や負けて得るものをしっかりと感じる
◆ケガは自分のウィークポイントを見つけてくれる
習慣32:ケガをした時は、自分のどこが悪かったのかを
考える時間をもらったと思うようにする
◆どん底に落ちる経験がメンタルを強くする
習慣33:どん底に落ちても必ず抜け出る道はあると信じて探す
◆どん底に落ちても、すぐ這い上がろうとしなくていい
・すぐに這い上がれない時は、そこで休んで下さい
習慣34:どん底でゆっくり休むのもよし、自分のペースで這い上がる
◆どん底にいる時は、色々な人の話を聞く
・どんな世界にも、上には上、下には下がいる。
自分が世界で一番不幸なわけではありません。
先輩や年配者の失敗話を聞くことで、これを思い起こされます。
習慣35:悩みを抱えた時は、一人だけで悩まずに色々な人の話を聞く
◆北島康介さんの言葉に救われた
・自分が弱いのが辛いとTwitterで呟いた。
北島康介からの言葉は、「弱いから辛いんじゃなくて、強いから辛いんだ」
習慣36:どんなに努力してもうまくいかない。そんな時でも
あなたを見てくれている人はいることを忘れない。
◆スランプ時は理論よりも感覚を大切にする
・たくさんの意見を聞きながらも、自分の感覚を一番に大切にする
◆常に進化することでスランプを避ける
・一番怖いことが「慣れ」に慣れてしまうことです。
・一般で使われる「キープする」という言葉は、低下するという意味
だと思っています。
習慣38:常にアップデートする意識を持ち続ける
◆調子が悪くても最後まで諦めない
・一番やってはいけないことは、勝負を捨てることです。
習慣39:調子が悪い時ほど諦めず、最善を尽くす
◆どんなにバッシングされても、必ず味方はいる
習慣40:批判する人がいても、自分を支えてくれる人もいることを忘れない
◎人間関係の築き方◆自分が勝つことがチームのためになる
習慣41:一人の力がみんなの力を押し上げると思い、常に全力で戦う
◆4人が一つになったロンドンオリンピック
習慣42:人間の力は足し算ではなく、掛け算になることを信じる
◆オリンピック招致で知った多くの力
習慣43:自分たちのために見えないところで、頑張ってくれる人に感謝する
◆コーチと選手は対等に役割をこなす
習慣44:選手、コーチ、トレーナーは上下関係ではなく、
役割分担であると心得る
◆選手はコーチとの関係で人生が変わる
習慣45:親子のような関係や仲間のような関係など色々あるが
自分にあったコーチ(指導者)を探す
◆思いをさらけ出すことで信頼を得る
・信頼関係をつくる上で欠かせないのは、自分を偽らない心と行動です。
習慣46:相手を思いやりながらも、自分の思ったことは
しっかりと相手に伝える
◆リーダーの役割は「積極的に何もしないこと」
習慣47:若手に対しては、本人では気づけない
「欠けている部分」を補ってあげるようにする
◆プライベートの時間が信頼関係を築く
・練習の一部分だけを見て、その人を決めつけてしまっては
その人の本心はわかりません。
習慣48:互いに多面的な部分を知るようにして、
より深い人間関係を築くようにする
◆他のスポーツ選手から力をもらう
習慣49:普段会うことのない異業種の人から学ぶ姿勢を持つ
◎社会人として生きる◆スポーツは感動を与えるのが使命
・必死に泳ぐ姿を見て、一人でも多くの人が
「自分も頑張ろう!」「あの時の泳ぎには感動した」
と言ってもらえるように頑張っているのです。
習慣50:勝敗だけでなく、プレーから何かを感じてもらえるようにする
◆ファンと共有できる喜びがあふれる社会を築く
習慣51:「多くの笑顔が見たい」という気持ちを原動力にする
◆読書で社会人の感覚を身につける
習慣52:読書をすることで多用な発想力を養う
◆肌で感じたことを言葉にする
習慣53:言葉は飾ることなく素直に発して思いを伝えるようにする
◆人間的に憧れられる選手になりたい
習慣54:競技に勝つための練習だけでなく「人間的な魅力」を磨き続ける
◆国境を越えて水泳に貢献したい
◎未来へのメッセージ◆トップの選手とそうでない選手の違いは、
レースが終わった後に出る
メッセージ1:おしゃべりより次の試合の準備が大切
◆若いうちから種目を一本に絞らない
メッセージ2:同じ種目だけでなく他種目にも積極的にチャレンジする
◆「一度勝った選手には絶対に負けるな」という心
メッセージ3:「絶対に負けない」気持ちを忘れない
◆感謝の気持ちを忘れない
メッセージ4:感謝の気持ちが自分を強くしてくれる
◆親御さんへ「家で水泳の話はしないであげてほしい」
メッセージ5:のびのびと水泳を楽しめる環境を整えてあげる
【内容】
「負けてもいい。ネガティブでもいい。ただ前に進むだけでいい」
高校3年生で初の日本新記録を出し、日本選手権10連覇の“競泳界の貴公子”は、
挫折を乗り越え続ける「銀メダリスト」だった。どんな困難にも屈しない心のつくり方。
著者について
●入江 陵介:1990年、大阪府生まれ。0歳から水泳を始め、
中学の時に種目を背泳ぎ一本に絞る。高校1年の時、
はじめての高校総体200m背泳ぎで高校新記録を樹立し優勝。
2011年8月に行われたユニバーシアードで三冠を達成。
2012年4月日本選手権にて男子100m・200m背泳ぎで優勝以降、
第92回日本選手権において史上初の10連覇を達成した。
ロンドン五輪では3個のメダルを獲得。
現在、背泳ぎ100m、200mの日本記録保持者。
Myおススメ度★★★★4(5段階中)2020/9/27 読了
それでも、僕は泳ぎ続ける。 心を腐らせない54の習慣 - 入江 陵介
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posted by takewoody at 08:00| 埼玉 ☔|
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