こんにちは、Takewoodyです。
毎日少しでも本を読む習慣をつけていますが、
なかなか多く読むのは大変です。
それでも、著者のように多読もできる、方法論です。

効率的に読む方法 本を読む目的を、はっきりさせる
抜き書き=書き手の考えを理解する
テレビに、情報価値はない。
本書では、最も多忙にして多才な評論家・福田和也氏が、
実際にどう読み、どう書いているのか、その具体的なテクニックを公開しています。
よりたくさん、より効率的に読むためにはどうすればいいのか?
より文章が上達する「近道」とは?
知的生産にかかわる人なら、誰でも知りたいノウハウでしょう。
たとえば、より早く読むためには「目的」を明確にすることが不可欠です。
むしろ事前の情報入手に時間をかけ、
「立ち読み」で「あたり」をつけて買いましょう(買いすぎの予防にもなります)。
メモを取りながら書くよりは、ページを折ってしまいましょう。
より頭に残すためには、時間がかかっても「抜書き」をすることです。
抜書きは文章上達にも非常に有効です(おそらく脳の生理に合っているのでしょう)。
書きたい種類の文章を「コピー」し、分析して構造をつかみましょう
(なお、ここは本書の圧巻ですから、ぜひ本文をご参照ください)。
段落ごとにブロックに分け、「提示」と「進行」を分析するうちに、
書くことが血肉と化しているでしょう。
取材でメモを取るときは……、書くジャンルを効率よく広げるには……etc。
全6章、全部で64項目、すべて具体的かつ実践的に書かれています。
著者が実際に使っている手帳、資料ファイル、創作ノート、筆記具など、
初公開の写真も満載。読むこと、書くことに興味のある人なら、
必ずそのパワーアップにつながる1冊。これまでの類書に比べ、
非常に本質的な指摘に溢れていることも、評論家たる著者の面目躍如というべきでしょう。
Myおススメ度 ★★★★4(5段階中) 2019/9 /26 読了

ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法
[改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法【電子書籍】[ 福田和也 ] - 楽天Kobo電子書籍ストア
ラベル:読書